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やっぱりイラレが好き

by まちやん
まちやん

この記事は「Adobe Illustrator Advent Calendar 2017」5日目の記事です。

ナマヲ

なに急に

まちやん

今回はですね『アドベントカレンダー』って言って、本来はクリスマスまでの日数を数えるカレンダーなんだけど、クリスマスまでみんなで日記を書こう!っていうイベントがありまして、それに参加しているんですね。
で、それぞれテーマがありまして、自分が「好きだ」と思っているもののテーマに合わせて書くんですよ。

ナマヲ

なるほどねー、みんな好きなことについて書いてるんだ。

まちやん

たぶんね、これほんとはクリスマスまでそれぞれが「好きな人」のことを書くと一番素敵なんでしょうが、なんせこじらせたWeb界隈の人が始めたもんだから、ネタが技術とか食べ物に偏っています。

ナマヲ

ふーん、じゃーしょうがないね。

まちやん

というわけで、今回こちらのテーマは『Illustrator好き』芸人がイラストレーターについて語ります。

ナマヲ

Illustratorはもはや芸当なんだね。

まちやん

『Illustrator(イラストレーター)』ってなによって方のために補足しておきますと、これは主にWebサイトや広告チラシのデザインを制作するためのツールです。

ナマヲ

そういう中では他にも『Photoshop(フォトショップ)』とか『InDesign(インデザイン)』とか、今だと『sketch(スケッチ)』とかあるけど、『Illustrator』が一番好きなんだ。

まちやん

そうなんですよ、なので今回はなぜ私が『Illustrator』が一番好きかってことと、その中で好きなツール、制作環境などをご紹介します。
ちなみに、『Illustrator』は界隈では愛称『イラレ』と呼ばれていますので、以下イラレと呼ばせていただきます。

ナマヲ

イラレですね。わかりました。

やっぱりイラレが好き

イラレが好きな理由

まちやん

イラレが好きな理由は、デザインを作る際「Webサイトから広告チラシに、広告チラシからWebサイトに展開しやすい」からなんですね。

ナマヲ

ほほう

まちやん

これは、私がWebサイトのデザインも印刷物のデザインも両方やるからということと、デザイン業界の入りが印刷物のデザインから入ったからだと思うんですけどね。
Webサイトのデザインから入った人はイラレより『Photoshop』だったり『sketch』、今はなき『Fireworks』の方が好きな人多いと思います。
で、私的にはイラレで作ると、最初にWebサイトから作り始めようが印刷物から作り始めようが、後でどっちにも展開しやすいところが好きなんですね。
まぁ厳密にはそれを想定して作り進めるんですけど、例えばWebサイトのデザイン制作のみの依頼であっても、万が一後で「これのチラシを作りたい」って言われた時に、イラレで作っといたら「イラレにしといてよかった」って思うシーンが多いです。

ナマヲ

そうなんだ。どう違うの?

まちやん

これはねー”イラレのデータがベクターデータだから”なんだけど、ベクターデータがなぜいいかを説明する前に、”ラスタデータ”の説明をしないといけないので、早速ちょっと長くなりますが説明します。
が、そんなことは知っているという方はここすっとばして次行ってください。

ナマヲ

お願いしまーす

まちやん

画像データには”ラスタデータ”と”ベクターデータ”というのがあります。(ベクターはベクトルとも言う)
ラスタデータ”は小さい箱の集合体で、その箱ひとつひとつに1色づつ入っていて、箱の大きさが小さいほどより精密な画像になります。その箱1つのことを”画素”といいます。
写真やテレビはラスタデータで、表現する画面サイズに対し、箱(画素)の数が多くて、箱(画素)のサイズが小さいほどより精細で綺麗な画像(=高画質)ということになるんですね。

ナマヲ

なるほどーじゃ例えばデジカメとかで「800万画素」っていうのは?

まちやん

要は800万個の箱(画素)で作られているってことなんですが、一般的には1画面の中に横3264箱(画素)、縦2448箱(画素)あるということなんですね。
ただし、箱(画素)数が多ければ単純に綺麗かって言ったらそういうわけでもなく、その箱が入る画面のサイズが大きいのに対し箱(画素)数が少なければ、単純に大きい画面にこれだけの箱しか入ってない、つまり画像が荒いということになるんですね。

まちやん

ここまでが”ラスタデータ”の説明になります

ナマヲ

ありがとうございます。もうお腹いっぱいです

まちやん

こっからだよ!こっからベクターデータのよさを伝えるよ!

ナマヲ

ぐへぇ

まちやん

対し”ベクターデータ”というのは、直線や曲線の集合になります。

ナマヲ

は?

まちやん

これねー説明が非常に難しいんだけど、簡単に説明すると、ねんどみたいな感じで伸びるんですな

ナマヲ

伸びる

まちやん

これはほんとに画像を作るのにとても画期的なデータなんですよね。ラスタデータで作るとさっき説明したように箱に入れてしまうから精密な色合いのデータを作ることができるんですが、その代わり、その箱が大きくなると荒い画像になってしまう。
だけどベクターデータは箱に入れるのではなく、伸縮のあるデータになるから、最初に小さく作っても、後で看板くらい大きなデータにしたいって時に、ぐいーんと大きくしても画像が荒くならないんですね。

出典:パースフリークス(http://www.persfreaks.jp/main/tool/conic/)

ナマヲ

ふーん、わかったようなわからんような

まちやん

言うなれば、ラスタは箱の形が正方形で、その箱に1色しか入れられないんだけど、ベクタはその箱の形を変えられるって感じかな。で、基本はその箱に1色なんだけど、グラデーションならできるぜって感じです。

ナマヲ

柔軟性があるんだねぇ

まちやん

そうね、性格でいうと、ラスタは超真面目で箱ひとつひとつに責任感があって「自分、100%の赤やります!」「自分、95%の赤やります!」みないに宣言してて、マスゲームみたいにそれら責任感の強いものたちが集まってひとつの高画質な画を表現するのに対し、ベクタは「こういう形でいいんすか。色は赤から青になったらいいすね、りょうかーい」みたいな柔軟性があるんですね。

ナマヲ

なるほど、わかりやすいw

まちやん

写真とかは、あの絵を正確に表現するにはもうラスタ先輩じゃないと無理だから、ラスタ先輩に任せてきっちり色表現してもらうんだけど、最初に「このサイズで」って作ってしまったら、後からやっぱあと5000人追加したいってなった時、かなり無理が生じて画像が荒くなったりしちゃうから、「このサイズで作りたかったら最初からそう言って!」ラスタ先輩に怒られちゃう。

ナマヲ

ラスタ先輩は正確なんだね

まちやん

そうだね、ラスタ先輩は写真向き。だけど柔軟性がないから、いろんなサイズに展開を柔軟にできない。
なので、一番わかりやすいのが会社やブランドの『ロゴ』で、あれって小さいチラシに使ったり、大きな看板に使ったり、大きさいろいろ展開したいでしょ

ナマヲ

そうだね

まちやん

そうなると、ラスタ先輩に任せちゃったら、そのサイズごとのデータを作る必要があって、すごい大変。対しイラレは柔軟なので、大きさに合わせて伸びたり縮んだりができると。

ナマヲ

すぐ展開できるねぇ

まちやん

そうなのよ、なのでまぁ、これだけ長い説明してなんだけど、要はイラレの気楽さが好きって感じですなw

ナマヲ

ラスタ先輩といいとこ協力してやれたらいいって感じですな

まちやん

そうそう。
ちなみに『Photoshop』はほぼラスタ先輩の独壇場だから、写真を加工する時とかはPhotoshopを使うって感じですな。
最近はアプリとかスマホサイトのデザインもあるので、サイズの展開が多いから、そういった意味でもイラレが便利だなー。

イラレとの出会い

まちやん

やばい、ラスタ先輩の話だけですごい長くなってしまった。
もっと語ることあるけど、聞きます?

ナマヲ

正直ラスタ先輩の話でお腹いっぱいなんですけど、せっかくなので、ほら、イラレとの出会いとか教えてくださいよ。
イラレは学校とかで勉強したの?

まちやん

お、これは私がデザイン業界に入ることになった秘話につながるんですけどね、私が一番最初にデザインをしたのは滋賀にある某紅茶専門店のロゴなんですね。

ナマヲ

へー滋賀に紅茶専門店があるんだ

まちやん

そうなのよ。で、当時は「美大に行ってた=デザインできる(イラレとか勉強してる)」みたいなところがあって、軽く「ロゴデザインしてよ」って頼まれて、軽く「いいですよー」って言ったんだけど、実はその時イラレは触ったこともなかったんですね。

ナマヲ

うわぁw ようやるって言ったなw

まちやん

そうw 当時はまだMacが50万とか60万くらいした時代でね、今ほどみんなが持っているものではなかったのよ。なのにデザインツールはMac版しかないと。で、Macなんて勉強するのは美大のビジュアルデザイン科くらい。
なので美大=Mac触れる唯一の人材みたいな感じだったのよ。
だけど、残念ながら私は油画専攻だったので実は全く触ったことがなかったのねw

ナマヲ

だめじゃんw

まちやん

そう、なんだけど、油画専攻したはいいがそのスキルで使える仕事がなかったので、どうしたもんかと思っていたところにその話だったので、表現するならデザインも変わらんか、と思い、ちょっと勉強してみようと思ったわけです。
それが私のデザインの道第一歩ですね!

ナマヲ

なるほどねーハッタリかましたわけですな!
で、Macは持っていたの?

まちやん

持ってなかったw イラレも持ってなかった。

ナマヲ

全てがダメなんだけどもw それでどうしたの?

まちやん

これがねー私は恵まれていましてね、その話をくれた人にそれを正直に話したら、その人が持っていたMacとイラレを貸してくれたのよ。で、使い方をあらかた教えてくれました。

ナマヲ

ええ人すぎるやろ。なにその出会い。

まちやん

ねー今でも心底感謝しています。あの方がいなかったら今の私はおりません。感謝感謝。
で、がんばって最初に作ったロゴの制作期間、なんと1年もかかりましたw

ナマヲ

まってw その紅茶専門店の人もすごい気長じゃない?
一年も待ってくれたの。

まちやん

そうなのよ。なんせスキルを習得しながらの制作だったからもあるけど、なんというかね、滋賀の人はみんな優しいね。
一年後、無事にできたそのロゴは、今でも使ってくれています。

ナマヲ

ええ話やった。なんかわりと無茶苦茶なスタートだけど。

まちやん

へへへ、そりゃイラレに愛着わくでしょw

ナマヲ

うん、最初にこの話にしたらよかったんじゃない?w

まちやん

そうかもしれんw

イラレの好きなツールと制作環境

まちやん

ちょっと長くなったので、こっからもうぱーっといきますよ。

ナマヲ

はいはい、お願いします。

イラレで好きなツールランキング!

  1. 段組設定(最初にこれでマスを作りきっちり文字や写真をはめてから、強調したいところをくずしていくのが大好き)
  1. 整列(どこにあってもきっちり揃うから、特に"オブジェクトの分布”が好き)
  1. パスファインダー(これでほとんどの図を作っていると言っても過言ではない)
まちやん

はい、こんな感じです。これ以外のツールはあまり使っていないと言ってもいいくらい。特に”アピアランス”は大嫌いです。他の人から受け継いだデータでアピアランスがかかっていると一から作り直したりするレベル。あれは作った人にしかどうなっているかわからないから嫌い。
あと、うっかり”遠近グリッドツール”を出してしまったら消し方がわからずパニックになります。

ナマヲ

滅多に使わないと忘れちゃうもんねぇ

制作環境

まちやん

みんな他の人がどうしているか気になるであろう右側のツールパネルをお見せします。

まちやん

こんな感じで、2列構成にして左側は閉じて使っています。その他、独自にショートカットキーを設定するなどのカスタマイズはしていません。
(アピアランス嫌いといいながら多少使うのである)

ナマヲ

へーなんで?自分が使いやすいようにした方が便利なんじゃないの?

まちやん

これはですね、私が以前制作会社にいた頃に先輩に言われたことなんですが、制作環境って自分が使いやすいようにカスタマイズしすぎると、他の人のPCを使うことになった時どこにあるかわからなくなったりするから、特にショートカットキーなどはデフォルト以外は設定しすぎないようにして、誰のPCでも使えるようにしておいた方がいいよということで、そうしています。
たしかに、先客のPCを急に触る必要があった時とかスタッフさんのを触る時でも迷わず使えるし、逆に私のを使う場合でも他の人が使えるし、私はそうしてますねー。

ナマヲ

なるほどねー。

まとめ

まちやん

はい!ラスタ先輩のせいでちょっと長くなってしまいましたが、こんな感じで私のイラレ愛は伝わりましたでしょうか!

ナマヲ

はい、もう十分すぎて当分イラレは見たくありません。

まちやん

イラレを基準としながら、ラスタ先輩とも協力することで、よりよいデザインライフを送れますので、これからもみんな仲良くがんばりますよ!

ナマヲ

がんばってください!

まちやん

そんなわけで、明日は「becolomochi」さんの番です。
明日の『Adobe Illustrator Advent Calendar 2017』もお楽しみに!




まちやん
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